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私たちの活動

大阪における学生交流会

実施概要

WiN-Japanは近畿大学理工学部 理工会学生部会エネルギー研究会(以下NEDE)と共催で、3回目となる学生交流会を実施しました。
今年度は、2015年現在から20年後、更に40年後の電源割合がどうあるべきか、3E(Energy Security, Environment, Economy)+S(Safety)の観点で情報共有し、意見交換しました。
今回のチャレンジは、NEDE考案の電源構成シミュレーションツール。
グループ毎にエネルギー予算、資源量、電力需要量が異なる条件の国という設定で、それぞれのあるべき電源構成を組み立てます。
各電源のリストとベネフィットを議論する根拠は、省庁等で公表されている実際のデータ用い、技術開発の失敗や化石燃料の高騰といったイベントを克服ながら、予算内で3E+Sの電源を目指します。
初めて導入されたこのシミュレーションツールは、今後NEDEの学内イベントや多様な訴求対象への適用も期待でき、さらにブラッシュアップする必要があります。また、NEDEの学生交流会は、彼らの研究成果を検証する場として、新入生や一般学生の集客が課題であり、これらの改善に向けて、WiN-Jとして支援を継続していきます。

内容

 実施日 : 2015年5月30日(土)
 場 所 : 近畿大学東大阪キャンパス 31号808教室
 参加者 : 26名(一般学生  2名、NEDE  17名、WiN-J  7名)、
 テーマ : エネルギーベストミックス
 方 法 : クリッカ(電源構成に関する認識度調査)、NEDE及びWiN-Jからの情報提供、
       グループワーク(シミュレーションゲーム)、事後アンケート

主な意見

  • A国(資源:小 電力需要:大)
    コストの大きい太陽光と風力の割合を少なくし、ベース電源として水力、地熱、原子力の割合を大きく取り、ミドル及びピーク電源には、安価な石炭火力と天然ガスによる火力という構成とした。需要量の増加、化石燃料値上がりというイベントを受け、次の20年後の技術革新を見越して再エネの割合をかなり上げることとした。
  • B国(資源:大 電力需要:大)
    火力5割、原子力3割、太陽光と水力はコスト高のため押さえた割合の構成。イベントにより技術革新で太陽・風力のコストは低くなったが、太陽光と風力が3割となると緊急事態に弱いため、2割程度に抑えたまま、火力3.5割、原子力3割という構成にした。太陽光・水力の再エネは、安定しない電源として、積極的に進める気はないとの意見。
  • C国(資源:小 電力需要:中)
    初期時点でコストの低い石炭火力が多めの火力6割、原子力3割近く、申し訳程度の再エネ(太陽光・風力)と地熱を入れていた。しかし、イベントで化石燃料の輸入が困難になり、技術革新もあったため、火力と原子力は併せて5割以内、それに代わり、太陽光が3.5割を占めるという割合となった。その結果、資金が潤沢に残る結果となり、次の20年でさらに再エネ関係に投資を行うこととなった。
  • D国(資源:小 電力需要:小)
    安価な石炭火力を4割以上、原子力を3割以上、地熱1割、太陽・風力合せて1割、残り水力という、安定供給重視で将来の投資額を多めに残す構成とした。イベントにより需要が供給を追い越したため、再エネ開発と環境への考慮で火力を2.5割まで下げ、太陽・風力・地熱で5割近くを占める構成とした。

図-1 他国からの質疑を受けるA 国 

図-2 ベストミックスを追求したB 国

図-3 PCを前に電源データを睨むD 国 

図-4  C 国の電源構成