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私たちの活動

テクニカルツアー 九州電力 川内原子力発電所、山川発電所(地熱)

実施概要

2016年9月12日(月)~13日(火)、九州電力川内原子力発電所および山川発電所(地熱)のテクニカルツアーを実施しました。
今回は、新しい取り組みとして、日本電機工業会(JEMA)原子力広報分科会との共催で、WiN-Japanから18名、JEMAから12名(うち2名はWiN-Japan会員でもある)の、計30名が参加しました。

見学の目的

福島原子力事故以降、新たに制定された新規制基準の下、国内で最初に再稼働を果たした九州電力川内原子力発電所。
今回は、同社の新規制基準に基づいた審査対応、地域とのコミュニケーション活動等、再稼働までの取り組みについて学び、それぞれの業務に活かしていくことを目的としました。
また、原子力発電だけでなく、九州にも多く立地している地熱発電の山川発電所も見学し、再生可能エネルギーについても知見を広げることとしました。

見学および説明の内容

【緊急時対策所】

  • 海抜25mのエリアに設置されており、外部からの支援が断たれても1週間は司令塔の役割を果たせるよう、通信機器やバックアップ電源等が配備されていました。
  • また、室内の電灯にバッテリー内蔵LEDを複数個配置し、電源が無くても5時間以上室内が暗闇にならないよう工夫されていました。

【竜巻対策】

  • 100m/sの竜巻(日本でこれまでに観測された最大の竜巻は92m/s)にも耐えられるよう、屋外の重要タンクは強靭な金網で覆われ、給水・電源対策として配備された車両等は、かなり太いチェーンで繋がれていました。

【地震・津波の状況】

  • 古文書による文献調査によると過去1000年は津波の被害がなく、日本で2番目に高い海抜の地点に立地していることや、4月に発生した熊本地震の際も、被害の大きかった益城町では震度7、最大1580ガルの揺れが観測されたのに対し、発電所内で観測した揺れは発電所岩盤上で8.6ガルだったこと等の説明を受けました。

見学を終えて

  • 久しぶりに稼働中のプラントに立ち入った参加者らは、タービン建屋の熱気や運転音に感じ入り、各自が関与するプラントの再稼働に向け、一層まい進する決意を新たにしました。
  • JEMAとの共催は初めての試みでしたが、互いの活動理念は重なる部分が多く、2日間の視察の中で有意義な意見交換を果たすことができました。

電機工業会(JEMA)機関誌「電機」(p33)に見学記が掲載されました(佐藤ちか会員執筆)


緊急時対策所

移動式大容量ポンプ車の竜巻対策(チェーンによる固縛)

中央制御室

参加者集合写真(展示館にて)