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私たちの活動

テクニカルツアー&学生交流会 日本原燃 原子燃料サイクル施設見学/近畿大学・北海道教育大学との学生交流会

実施概要

今回は、これまでの原子力発電所の安全対策に加え、原子燃料サイクル施設の安全対策を学ぶことを目的として、2015年11月28日(土)、日本原燃 原子燃料サイクル施設のテクニカルツアーを実施し、4名が参加しました。
加えて、次世代層に今後の原子燃料サイクルについて考えてもらうべく、近畿大学と北海道教育大学の学生、計10名にも本ツアーに参加していただき、翌日の学生交流会で、原子燃料サイクルの抱える課題等について一緒に議論しました。

テクニカルツアー/原子燃料サイクル施設見学

【見学概要】

  • 六ヶ所原燃PR館では、使用済み燃料の再処理工程について、使用済み燃料の引き上げから分離工程まで、人の立ち入ることのできない工程も、模型を使って説明を受けました。
  • 再処理工場の中央制御室では、再処理の工程ごとに6つの部屋に仕切られていました。
    業務は1日3班、1ヶ月5班の24時間体制で行われていました。
  • ガラス固化体貯蔵管理施設では、ちょうどイギリスから返還された実物のキャスクがあり、キャスク格納時の様子や大きさをガラス越しに見ることができました。また、実物大のキャニスターにも触れることができました。
  • 貯蔵ピットでは、真ん中の穴は管理のため意図的に空けており、蓋が開いていると自動的にクレーンが移動し、ガラス固化体を収納するようになっていました。また、放射線量が高いため、点検の必要な機械などは置かないなど、管理にも工夫がありました。

【見学後の学生たちの感想】

  • 規模の大きさに驚くとともに、その安全性確保は重要だと思った。
  • 文字で見るのと実際に見るのとでは、大きな違いがあった。見学前は、安全性は十分ではないという印象を持っていた。
  • これからの教育者として、正しい知識をもって自分達で考えていくことが大切だと思った。

学生交流会における主な意見

  • 有限な資源を将来にわたって有効に活用するために、資源の乏しい日本では核燃料サイクルは必要である。
  • 企業には安全技術を開発する更なる努力が求められ、更にその情報をそれぞれの受け手にあった方法に工夫して発信していくことが大事と思う。
  • 未来のリスク低減のためにも、放射性廃棄物の管理期間はより短い方がよい。核燃料サイクルによって廃棄物を減量できるのではないか。
  • エネルギー確保の点から、多様性を持たせることが大切。
  • 日本は、技術力の維持・向上で発展し、技術によって世界に貢献すべき。
  • 教育は重要。伝わる教育を実施するためには、エネルギー項目の重要順位を上げる、参加型の授業を実現させる、自分事として考える、リスクの考え方を浸透させる、といったことが必要。

全体を通じての所感

【学生】

  • 新規制基準の対応のために2018年の上期まで竣工を延ばしたことや、竜巻対策として建物を頑丈にしているなど、現場を見学して、働いている人から直接聞かないと分からないこともあると実感しました。
  • この見学を通じて、文献などから得た知識は、実物を見ることでさらに理解が深まることを痛感しました。また、模型と合わせて説明することで、聞き手の興味や関心を引くことができると分かったので、今後の活動に活かしていくつもりです。

【WiN-J】

  • 原子燃料サイクルの必要性や重要性を理解促進していくためには、若い世代に現場を知ってもらうこと、そして若い世代の者同士が意見交換したことを、自分たちの言葉で伝え広めること。そういったことが遠い将来まで見つめていくことに繋がるのだ、と実感しました。