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私たちの活動

テクニカルツアー 中部電力 浜岡原子力発電所

実施概要

2012年9月14日(金)、東日本大震災以降初めてとなるテクニカルツアーを、中部電力 浜岡原子力発電所にて実施し、20名のWiN-Japan会員が参加しました。

見学の目的

今後、国の方針として原子力発電稼動を段階的にゼロにしていく施策を取った場合であっても、それまでは安全性向上を前提に再稼動が必要になります。私たちWiN-Japanは、原子力発電所の安全性や、原子力発電の抱える課題について、しっかりと説明していかなければなりません。
2011年5月 当時の首相による突然の停止要請以降、着実に対策を進め、徹底した情報公開を進めてこられた浜岡原子力発電所の取組みから、ハード・ソフトの両面で安全に対する考え方を吸収して、正しく分かりやすい情報発信に繋げることとしました。
*9月14日 エネルギー・環境会議は、2030年代に原発稼動ゼロが可能とする「革新的エネルギー・環境戦略」を決定

見学の内容

【防波壁工事】

  • 海抜62mの展望台より、約1.6kmに亘る防波壁の工事現場と両端の丘に繋がる盛り土を鳥瞰。
  • 鋼材、鉄骨・鉄筋で15ピースからなるL型構造の109ブロック中、60ブロックが据付完了。岩盤に根入れし、どのレベルでも海抜18mに設置された防波壁の高さを、参加者の目線から体感。(図-1)

【建屋外側強化扉】

  • 見学の途中、3号機建屋 大物搬入口の強化扉を開く瞬間に遭遇。観音開きの片側約20t、厚さ約1mの扉でありながら、手動(3名程度)で片側につき数分で閉止できるとのこと。津波到着時間に対して、退避時間を考慮し、時間短縮が図られている。(図-2) 

【緊急時海水取水設備(EWS)設置工事】

              
  • 従来の海水取水の機能が喪失した場合でも原子炉の冷却のための海水を確保できるよう、EWSの設置工事が進捗。(図-3) 
  •           
  • 取水槽に関する水位上昇の影響や津波による漂流物の流入/流出に対する対策の説明を受けた。(図-4)

見学を終えて

  • 津波対策工事の現場見学を踏まえ、「WiN-Japanの今後の活動へのヒントを探る」をテーマに、中部電力の関係者も参加しグループ討議を行いました。
    国民に受入れられやすい発信者の人選、効果的な用語や表現の工夫、社員教育の充実、原子力割合ゼロのリスクに対する情報提供の必要性など、課題や会員が経験した事例を共有することができました。
  • 今回の見学や討議で得られた情報をもとに、WiN-Japanの役割を再確認し、今後の社会情勢に沿った発信活動に活かしていきます。

図-1 防波壁のたて壁設置工事

図-2 大物搬入口の強化扉

図-3 EWSに関する説明を受けるWiN-Japan

図-4 取水層と防波壁