
報告者:山田ひろみ(原電ビジネスサービス株式会社)
(1)タイトル;韓国で放射線技術の概観"Overview of Radiation Technology in Korea"
発表者;Suunju Shoi:Research scientist/Project Manager Korea Atomic Energy Research Instisute Korea
内容;
韓国は、1994年7月に定めた「2030年に向けての長期原子力政策方針」のなかで、公共の福祉のため原子力技術の利用を医療、農業、産業分野に拡張するという目標を提示している。
Q1.化粧品への期待は?
A.これからは女性にターゲットをあてていきたいと思っている。(世の中の動きからも)女性を対象に女性の夢を叶えるような放射線を利用した製品の開発についても大きなマーケットがあるのではないか。
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(2)タイトル;陽子線ガン治療システムの開発とその利用"Proton Beam Radiation for Cancer Therapy -To Enhanced the Quality of life Proton Beam Therapy-"
発表者;Toshie Sasaki:Senior Engineer Hitachi,ltd.Japan
内容 ;
(株)日立製作所で開発した「陽子線がん治療システム」について概要、機能の紹介があった。
X線、γ線や速中性子線の欠点は、身体表面近くで最も放射線量が強く、深く進むにつれて漸次減弱する。これに対して陽子線は、一定の深さで放射線量 が最も大きくなり、ピークを形成し、その先で急速にゼロになるという、がん治療上都合のよい性質を有する。この性質を利用して、ピーク部分をがん病巣にうまく合わせれば、正常組織の障害を大幅に少なくすることができる。パイ中間子は、陽子線ほどシャープではないが、やはり体内でピークを形成する。重イオンのピークは陽子線同様シャープであるが、ピークより先の線量が陽子線よりもやや高い。陽子線は、病巣の選択的照射を可能にしてくれるだけでなく、加速装置のサイズの面でも大変有利である。陽子線の加速装置は、パイ中間子や重イオンに比べると、割安でサイズも小型で済むので、一般病院への設置も十分に可能である。 現在、陽子線がん治療が行われているところは、
・つくば大学
・テキサス大学M.D.アンダーソン・プロトン治療センター
である。
この治療方法は、患者のクオリティー・オブ・ライフを増強することにつながるのではないかと思われる。
Q1.値段はいくらか?
A.MDアンダーソンの場合、施設全体で予算125million US$と公表されている。治療装置そのものの値段はスペック次第。
Q2.陽子線のソースは何か?
A.水素である。
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(3)タイトル;食品照射"Food Irradiation"
発表者;Carolin Vandenberg:Director,Marketing Food Irradiation MDS nordion USA
内容;
食品照射の許可国は52カ国に達し、100品目以上の食品類が許可されている。食品照射をなんらかの分野で実用化している国は35カ国であり、多くの国で最も多く実用化されているのは香辛料類である。
アメリカでは年間50,000トンの食品照射が実用化されており、その目的は、
・根茎菜類 … 発芽抑制
・生鮮野菜,生鮮果実 … 害虫駆除、成長抑制
・穀類,豆類 … 害虫駆除
・生肉,生魚 … 寄生虫及び食中毒性微生物の防除
・乾燥野菜、果実、スパイス、魚肉加工品 … 害虫駆除及び食中毒性微生物の防除
である。
米国政府は食品衛生及び検疫処理の手段として食品照射を推進していく。