
報告者:橘内久美、栗原聡子(核燃料サイクル開発機構)
○実施日:平成15年6月16日(月)5:45~16:00
○参加者:110名(55人乗りのバスが2台)
○スケジュール
アメリカでは、ネバダ州ユッカマウンテンの地下200m以深の凝灰岩中に、商業用原子力発電所から発生する使用済み燃料、エネルギー省(DOE)が所有する核兵器製造過程で生じた高レベル放射性廃棄物、兵器製造炉、研究炉及び海軍の舶用炉から発生する使用済み燃料の3種類が処分される方針である。
処分場が建設されるユッカマウンテン・サイトは降水量の少ない砂漠に地帯にあり、凝灰岩からなる地層で、地下処分施設は地表から地下500~800mにある地下水面 より約300m上部(地表面下約200m)に設置される計画である。また、こうした地質環境による天然バリアに、放射性廃棄物を環境から長期隔離するための人工バリアを組み合わせた、多重バリアが考えられている。処分場の規模は、計画では総面 積が約4.65km2、坑道の延長距離は約69kmである。
現在は、放射性廃棄物政策法に基づいて実施されている処分場予定地としての将来的な適合性を評価するためのユッカマウンテンのサイト特性調査・研究を行っている。ここでは、ユッカマウンテンの地層の岩石学的性質や水文地質学的特性を把握するために、熱や水の移動等に関する実験を行っている。
ユッカマウンテンの木 |
ユッカマウンテン処分場の概念図 |
(1)ユッカマウンテンサイエンスセンター
サイエンスセンターには、展示、ビデオ、ディスプレイ等があった。ユッカマウンテン入域手続きを行っている間、センター内の展示物を見学した。ユッカマウンテンについての展示のほか、放射線に関する展示もあった。また、ユッカマウンテンの石も持ち帰れるようにお土産になっていた。
(2)探査研究施設北側通路内の展示室
北側通路から歩いて100m程度の横穴に展示室があり、ユッカマウンテンプロジェクト及び現在行われている調査研究の説明があった。
ユッカマウンテンサイエンスセンター |
探査研究施設北側通路内の展示室 |
(3)南側通路入り口付近掘削機
南側へ向かうと、そこには、掘削機が展示してあった。直径25feet(7.62m)重量720トン、長さ460feet(140.21m)、掘削性能1時間あたり18feet(5.49m)。
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(4)ユッカマウンテン山頂見学
ユッカ・マウンテン山頂(6,584フィート)見学のために、小型バンに乗り換えた。未舗装の山道を結構なスピードで登っていく。当然、振動も激しいが、それをものともせず、韓国メンバーは居眠りをしていた。山頂にからは、地平線が遠くに見える広大な赤茶色の砂漠の景色があった。直角に伸びる道や砂漠に浮かぶ小さな丘(愛称がついているらしい)。大陸の大きさを実感するとともに、この足元にはこれからたくさんの廃棄物が埋められていくのだ、ということを想像するのが難しいほど雄大な景色であった。
山頂より砂漠を望む |