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私たちの活動

WIN-Global年次大会 第10回WIN-Global大会(フランス)

セラフィールドMOX燃料製造工場

報告者:矢野眞理(三菱重工業株式会社)

開催概要

日時:6月25日(火) 10:30-12:15
セラフィールドMOX燃料製造工場を見学

内容

SMPは隣接するMOX燃料再処理工場(THORP)で抽出された二酸化ウランと二酸化プルトニウムの粉末を主原料として商業用のMOX燃料を製造(120tHM/年)する工場である。
* 案内してくれたのはSMPで働く女性技術者のジェニー・バイル氏(33才位)とジュディス・アニー氏(25才位)の2人。
* 見学者全員がvisitorカードのほか4桁の暗証番号のついたもう1枚のカードをもらいドア・ポスト・モニタでチェックを受けた後、施設内へ入る。

1. パネルによるMOX燃料製造工程の説明

  1. ペレット製造工程では、二酸化ウラン粉末と二酸化プルトニウム粉末の混合工程に従来型のボール・ミルではなく、アトリター・ミルを導入したショート・バインダレス・ルート(SBR:Short Binderless Route)と呼ばれるプロセスを導入しているのが特徴。SBRは、(1)加工時間の大幅な短縮が可能、(2)二酸化ウラン粉末と二酸化プルトニウムの均質性の高い粉末混合が可能となリ、核分裂生成物ガスの発生を抑制できる、(3)全プロセスがグローブ・ボックス内で行われるため汚染のリスクを低減できる、(4)アトリター・ミルが垂直型であるためプルトニウム滞留物を低減できるなどのメリットがあるとのこと。
  2. ペレットのプレス成型から燃料集合体組み立て出荷までの一連の工程は、まずペレットのプレス成型→ペレットの焼結(700℃→1750℃→1200℃のステップで焼き固める)→ペレットの研磨(決められたサイズに研削する)→製品ペレットの検査・貯蔵→燃料棒加工(ペレットを被覆管(金属のさや)に封入する)→燃料棒製品検査・貯蔵→集合体組立(燃料棒を数百本束ねて集合体に組立てる)→集合体検査・洗浄→貯蔵・出荷となっている。

2. コントロールルームの見学

MOX燃料の製造工程は品質管理を含めすべて完全に自動化され、遠隔化制御で行われているとのことで、コントロールルームに設置されたHewlett-Packardの約30台のモニターを見ながら作業を行っているとの事であった。

見学が丁度昼休み(昼食時間)にかかったためか、品質管理システム関連のモニターの電源が切られていたため、ここを是非見せてほしいと強く申し出たが、結局、“本格操業をして間もないため、まだ品質管理システムは作動していない(数週間後に作動予定)"との理由で見せてもらえず大変残念であった。(SMPの本格操業が政府により承認されたのが昨年秋(2001年10月))

3 .その他

パネルでの説明とコントロールルームのみの見学であり、実際のペレット製造工程や自動化されたグローブボックス等を見学できると楽しみにしていただけに、多少物足りなさが残った見学であった。