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原子力の仕事をする女性たち

江崎 久美子

江崎 久美子

発電所を見に行く機会がない方たちに原子力について関心を持っていただきたい

東京電力の展示館・電力館は、電気に関するさまざまな情報を公開・展示している電気の総合PR館です。私は入社以来ずっとここで案内スタッフの仕事をしてきましたが、現在は案内スタッフの教育や研修、スケジュール管理などをするかたわら、ビジネスマナートレーナーとして講師活動なども行なっています。なかなか発電所を見に行く機会がない方々にも理解を深めていただけるよう、実物に近い展示物を使ってご説明しています。より多くのお客様にエネルギーや原子力について関心を持っていただけるよう、案内スタッフとともに日々努めています。

お客様に理解していただけるようにわかりやすい言葉を試行錯誤する

入社してすぐ原子力フロアの担当になり、原子力発電に関して勉強するようになりました。そして、お客様とのやりとりを重ねるうちに、「原子力は奥深くて面白い」と興味が強くなってきたんです。原子力の原理や技術はむずかしいですが、それがかえって、どうすればお客様にわかりやすい説明になるか、どうすればお客様に理解していただけるか「言葉や方法を試行錯誤する」といった面白味につながりました。私たちの言葉でお客様が興味を示し、理解していただけたときは本当にうれしく感じます。また、逆にお客様の原子力に対する考え方に驚かされ、そこから視野が広がることもあります。お客様とのコミュニケーションを通じて、日々発見、日々向上できる仕事だと自負しています。


原子炉の模型。実際の3分の1の大きさ。

“人との出会い”仕事に活きてくる知識と強いネットワーク

原子力フロアを担当していた頃、当時の館長に勧められ、WiN-Japanに入会しました。これまでに、東京で行われたWiN-Global世界大会や国際市民フォーラムなどの運営にたずさわったり、当日の司会を担当しました。最近では、「わくわくエネルギー学校」という子ども向けのイベントに“エネルギーの先生”として泊りがけで参加してきました。子供たちの素直な反応や質問に触れる時間はとても楽しく、改めてエネルギー教育の重要性を感じました。このように自分の経験が広がることはもちろんですが、WiNの会員になったことによるいちばん大きな収穫は“人との出会い”だと感じます。自分の所属する会社だけでなく、原子力の仕事にたずさわる者としてのネットワークを得たことは、何よりの強みです。私はいま、WiNから持ち帰った知識や人脈を、職場の案内スタッフに伝え、広めていくよう心がけています。

WIN-Japanでの活動が良い相乗効果になる

WiN-Japanの会員は所属する組織や働く場所が違いますが、同じように原子力の仕事にたずさわり、信念を持って集まったメンバーです。その信念が私たちのつながりをとても強いものにしています。WiN-Japanにおける活動も自分の仕事も、上手にバランスをとって互いに活かし合えるような、良い相乗効果になってほしいと思います。違う環境で働く方々と一緒に活動にたずさわることで、たくさんのパワーをもらえますし、自分自身が成長することができます。入会したての方には、WiNで得られる新たな経験や出会いを楽しんでもらいたいですし、これから入会を考えている方にはそういったことを期待して積極的に足を踏み入れていただきたいですね。

(2009年2月)